【お茶の知識】チャの品種、どう選ぶ?「やぶきた」が人気の理由と、これからの多様化
2026/01/25
皆さんは、普段飲んでいるお茶にどんな「品種」があるかご存知ですか? お茶の世界には多くの品種があり、それぞれに香りや味わい、そして育てやすさの特徴があります。今回は、お茶の品種の選び方や、日本で最も有名な「やぶきた」の秘密について解説します。
1. 品種の選び方:ポイントは「お茶の種類」と「気候」
お茶の品種を選ぶ際には、主に3つの視点が必要になります。
① 作りたいお茶の種類(茶種)で選ぶ
日本茶の品種は、大きく分けて以下の3つに分類されます。
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煎茶用: 煎茶ならではの味と香りが優れていることが重要です。
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玉露・抹茶用: 覆いをして育てるため、遮光に対する適応性や、葉の鮮やかな緑色が必須条件となります。
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釜炒り茶用: 「釜香(かまか)」と呼ばれる、香ばしい香りの出具合が良いものが選ばれます。
※最近では「べにふうき」などの紅茶用の品種も登録・栽培されています。
② 収穫時期で選ぶ
地域の気候に合わせて「摘み取りの時期」を考えるのも重要なポイントです。
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早生(わせ)品種: 温暖な地域向け。早く収穫できるため、価値の高い「走り新茶」として出荷できるメリットがあります。
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中生(なかて)品種: 代表的な「やぶきた」がこのグループです。
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晩生(おくて)品種: 寒い山間地向け。芽吹きの時期を遅らせることで、春先の霜の被害を避けることができます。
③ 経営の効率化で選ぶ
茶園の面積が広い場合、一つの品種だけだと収穫時期が一時期に集中し、作業が追いつかなくなってしまいます。早生・中生・晩生をうまく組み合わせることで、収穫作業の時期を分散させるのが、賢い農家さんの工夫です。
2. 知っておきたい!代表的な品種の特性
日本でよく知られている、代表的な3つの品種をご紹介します。
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やぶきた(中生) 日本の茶園面積の70%以上を占める圧倒的な主役です。品質が高く、収量も多く、寒さにも強いという非常に優れた特性を持っています。
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ゆたかみどり(早生) 鹿児島県や宮崎県で広く栽培されています。病気に強く勢いがありますが、寒さには少し弱いため、温暖な地域に適しています。
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べにふうき(紅茶用) アッサム系の血を引く、日本で開発された品種です。花粉症などのアレルギー症状に効果がある「メチル化カテキン」を多く含むことで近年注目を集めています。
3. なぜ日本の茶園は「やぶきた」ばかりなの?
データを見ると、日本の茶園のほとんどが「やぶきた」に集中しています。これには2つの大きな理由があります。
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安定した品質と強さ 1960年代、まだ霜を防ぐ技術が未熟だった頃、寒さに強く安定して美味しいお茶が取れる「やぶきた」は、農家にとってもお茶屋さんにとっても「一番安心できる存在」でした。
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一度植えたら30年以上の付き合い お茶は木が育つまで時間もお金もかかるため、一度植えると30年以上は植え替えをしません。そのため、失敗のリスクを避け、市場の評価が確立されている「やぶきた」を選ぶ傾向が続いたのです。
まとめ:これからは「多様化」の時代へ
現在、日本の茶園の多くが樹齢40年を超え、ちょうど植え替えの時期を迎えています。 これまでは「やぶきた」が中心でしたが、これからは健康ニーズに応える「べにふうき」や、その土地独自の個性を活かした品種など、お茶の好みに合わせた多様化が進んでいくと予想されています。
次に日本茶を飲むときは、ぜひパッケージの裏を見て「品種名」をチェックしてみてください。好みの品種が見つかると、お茶の時間がもっと楽しくなりますよ!
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