高級茶の美味しさの秘密!「被覆栽培」と「お茶の剪定」が作る極上の一杯
2026/01/19
日本茶を飲むとき、「玉露はなぜあんなに甘いの?」「抹茶の鮮やかな緑色はどうやって作られるの?」と不思議に思ったことはありませんか?
実は、その秘密は茶園で行われる**「被覆(ひふく)」と「剪定(せんてい)」**という手間暇かけた作業に隠されています。今回は、お茶のプロが実践する栽培の裏側をご紹介します!
1. なぜ茶樹に「覆い」をかけるのか?
茶園で、黒いネットや藁(わら)でお茶の樹を覆っている光景を見たことはないでしょうか。これを**「被覆栽培」**と呼びます。日光を遮ることには、実は驚くべき効果があるのです。
うま味成分「テアニン」を守る
お茶のうま味成分である「テアニン」は、日光に当たると渋み成分の「カテキン」に変化してしまう性質があります。 日光を遮ることで、テアニンの減少を抑え、渋みが少なく、うま味と甘みが凝縮されたお茶になります。
鮮やかな緑色と独特の香り
日光が少なくなると、茶樹はわずかな光を効率よく吸収しようとして「クロロフィル(葉緑素)」を増やします。 これによって、葉の色が濃く、鮮やかな緑色に変わります。また、「覆い香(おおいか)」と呼ばれる、青海苔のような独特の芳醇な香りが生まれるのも、この被覆栽培の大きな特徴です。
2. 被覆栽培から生まれる特別なお茶たち
すべての日本茶が覆われるわけではありません。手間をかけて育てられる代表的な3つのお茶をご紹介します。
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玉露(ぎょくろ) 日本茶の最高峰。新芽が1〜2枚開き始めた頃から覆い始め、最終的には95〜98%もの光を遮って20日間ほど育てます。濃厚なうま味の賜物です。
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碾茶(てんちゃ) 抹茶の原料となるお茶です。玉露と同じように強い遮光の中で育てられ、鮮やかな緑色と豊かな香りを引き出します。
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かぶせ茶 煎茶と玉露の中間のような存在です。摘む前の1週間ほど、簡易的に樹に覆いをかけることで、ほどよい甘みを持たせています。
3. 「刈る」のも大事な仕事!整枝と剪枝
お茶の樹が丸く綺麗に整えられているのは、見た目のためだけではありません。大きく分けて2つの目的があります。
芽を一斉に伸ばす「整枝(せいし)」
茶樹の表面を綺麗に揃える作業です。これにより、新しい芽が一斉に伸びるようになります。古い葉が混ざるのを防ぎ、収穫するお茶の品質を均一に保つために欠かせません。
樹を若返らせる「剪枝(せんし)」
樹が大きくなりすぎないよう、思い切って短く刈り込む作業です。何年も収穫を繰り返すと枝が痩せてしまいますが、深く刈ることで次に生えてくる芽が太く元気になり、品質の低下を防ぐことができます。
4. 伝統と現代の技術:さまざまな「覆い」の形
お茶を覆う材料にも、こだわりが詰まっています。
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伝統的な材料: 「よしず」や「わら(こも)」など、自然の素材を使って日光を調節します。
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現代的な材料: 「寒冷紗(かんれいしゃ)」と呼ばれる黒色の化学繊維なども広く使われています。
棚を作って全体を覆う本格的なものから、樹に直接シートをかける簡易的なものまで、求める品質や環境に合わせて職人たちが使い分けています。
まとめ:一杯のお茶に込められた手間
私たちが普段何気なく飲んでいるお茶の背景には、**「成分を科学的にコントロールする遮光技術」と「樹の健康を守るメンテナンス技術」**が詰まっています。
次に玉露や抹茶を飲むときは、ぜひその「鮮やかな色」と「とろけるような甘み」の裏側にある、茶園の風景を思い浮かべてみてくださいね。
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