本とおちゃの店 ゆたかの本屋ちゃん

🍵 「渋い」だけじゃない!プロが教えるお茶の「美味しさ」を決める4つの要素と選び方

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🍵 「渋い」だけじゃない!プロが教えるお茶の「美味しさ」を決める4つの要素と選び方

🍵 「渋い」だけじゃない!プロが教えるお茶の「美味しさ」を決める4つの要素と選び方

2025/12/08

「本とおちゃの店 ゆたかの本屋ちゃん」の店主です。

「美味しいお茶」とは、人によって様々なイメージがあるかもしれません。まろやかな旨み、すっきりとした渋み、あるいは豊かな香ばしさ。

実は、このお茶の味は、主にたった4つの成分のバランスによって決まっています。今回は、お茶の味わいを深く知ることで、あなたの好みの一杯を見つけるヒントをお伝えします。

1. 🥇 お茶の味を決める「主役の4成分」

お茶の味の要素には、甘味、酸味、塩味、苦味、うま味、渋味などがありますが、その中で特に重要なのは以下の4つの成分です。

① 苦味・渋味の代表「カテキン」

  • カテキン類は、お茶の苦味と渋味を生み出す代表的な成分です。

  • エピカテキン、エピガロカテキン、エピガロカテキンガレートなど複数の種類があり、それぞれが複雑な苦味と渋味を演出します。

  • 古来、お茶の苦味・渋味は「毒を避けるための機能」とも言われており、健康機能のベースとなる成分です。

② 甘味・旨味の代表「アミノ酸類」

  • テアニンやグルタミン酸、アスパラギン酸といったアミノ酸類は、お茶に甘味やうま味をもたらす成分です。

  • 特にテアニンは、お茶のまろやかさと、心の安らぎにつながるリラックス効果を生み出す重要な成分です。

③ 苦味の脇役「カフェイン」

  • カフェインは、苦味の要素を持っていますが、同時に後味をさっぱりと軽くする役割も果たします。

④ ほのかな甘味「遊離還元糖」

  • お茶の中には、ほんのりと甘味を感じさせる遊離還元糖も含まれています。

美味しいお茶は、この「苦味・渋味」と「旨味・甘味」という相反する要素が、見事に調和して成り立っているのです。

2. 🗓️ 摘む時期で変わる!お茶の味わいの特徴

お茶は、摘む時期や茶葉のグレードによって、この4成分のバランスが大きく変わります。

① 一番茶(上級品):旨味が豊富

  • 一番茶は、その年の一番最初に摘まれる新芽を原料としています。

  • 早い時期に摘まれた茶葉には、アミノ酸類が多く含まれるため、旨味が豊かで、苦味や渋味は比較的少なくバランスが良いのが特徴です。

② 二番茶以降(下級品):渋味・苦味が増す

  • 一番茶の後に摘まれる二番茶や三番茶といった下級品になるにつれて、アミノ酸類が少なくなり、逆にカテキン類の含有量が多くなる傾向があります。

  • そのため、味わいは苦味や渋味が強く感じられるようになります。

3. 🌡️ 淹れ方で味をコントロールするコツ

お茶の成分は、湯の温度によって抽出される量が大きく変わります。

  • 苦味・渋味を抑えたい時: **低い温度(ぬるま湯)**で淹れるのが基本テクニックです。カテキンなどの渋味成分の抽出が抑えられ、テアニンなどの旨味成分が際立ちます。

  • 苦味・渋味をしっかり出したい時: **高い温度(熱湯)**で淹れると、カテキンとカフェインがしっかり抽出され、シャキッとした苦味と渋味が楽しめます。


✅ まとめ:あなた好みの一杯を見つけるヒント

この4つの主成分と摘む時期の違いを知ることで、あなたはもう「なんとなく」お茶を選ぶことはありません。

  • まったりとした旨みとリラックスを求めるなら ➡️ 上級品ぬるめの湯

  • シャープな苦味と集中力を求めるなら ➡️ 下級品や番茶熱湯

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愛媛県越智郡上島町弓削下弓削225
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