🍵 知らないと損！深蒸し・かぶせ茶・抹茶…プロが教える「最強の一杯」の選び方

「本とおちゃの店 ゆたかの本屋ちゃん」の店主です。

健康志向が高まる中、緑茶の美容、集中力、リラックス効果は広く知られるようになりました。しかし、「どのお茶を飲むか」で、得られる効果は大きく変わってきます。

今回は、お店で提供している様々な日本茶の中から、それぞれの茶種の持つユニークな特徴と、有効成分を最大限に引き出すための知識をお伝えします！

1. 🍃 煎茶の仲間たち：一歩踏み込んだ特徴を知る

普段口にする煎茶にも、製法や茶葉の部位によって個性があります。

深蒸し煎茶：濃い味わいと豊富な不溶性成分

通常の煎茶より長い時間蒸して作られます。

• 特徴: 渋みや苦味が抑えられ、まろやかな深いコクが楽しめます。

• メリット: 茶葉が細かくなるため、水に溶けない食物繊維などの不溶性成分も一緒に摂取しやすいのが特徴です。

• こんな時に: 濃いコクと健康効果を両方楽しみたい時に。

かぶせ茶：旨みが引き立つリラックス茶

収穫前の一定期間、茶葉に光を遮って育てたお茶です。

• 特徴: 光を遮ることでカテキンの生成が抑えられ、旨味成分のテアニンが多く残ります。玉露のような旨味と煎茶のような爽やかさの中間的な味わいです。

• こんな時に: ストレスを和らげ、リラックスしながらも爽やかな味わいを求める時に。

茎茶（かりがね）：まろやかな食中茶

煎茶や玉露の製造工程で選別された、新芽の部分だけを集めたお茶です。

• 特徴: 渋みや苦味が少なく、まろやかでスッキリとした味わい。

• こんな時に: 食事と一緒に飲むのに適しています。

2. 🥇 効能重視ならこれ！「茶葉を丸ごと」摂取する抹茶

抹茶は、茶葉を石臼で挽いて粉末にし、お茶を**「飲む」のではなく「食す」**ことになります。

• メリット: 茶葉の成分を丸ごと摂取するため、カテキン、カフェイン、ビタミン、テアニンなど、全ての有効成分が圧倒的に多くなります。

• こんな時に: 美容（抗酸化・抗糖化）や二日酔い予防、脳の活性化など、特定の健康効果を強く求める時に最適です。ただし、カフェイン量も多いため、飲む時間帯には注意が必要です。

3. 📉 要注意！急須で淹れたお茶とペットボトルのお茶の違い

手軽なペットボトルのお茶と、急須で淹れたお茶の成分には大きな違いがあります。

研究によると、急須で淹れた緑茶は、ペットボトルのお茶と比較してカテキン量が約2.5倍も多いという結果が出ています。

• 理由: カテキンなどの有効成分は、急須で淹れた方が効率的に、かつ豊富に抽出されるからです。

健康のために緑茶を飲むなら、急須で淹れた温かいお茶を選ぶことが、より効率的に健康効果を取り入れるためのおすすめの方法です。

✅ まとめ：ゆたかの本屋ちゃんで見つける「今日の一杯」

一日のリズムや目的、そしてお茶の種類と淹れ方を意識することで、緑茶の持つ驚くほどの健康効果を最大限に引き出すことができます。

• しっかり成分を摂りたいなら ➡️ 深蒸し煎茶や抹茶

• リラックス効果を高めたいなら ➡️ かぶせ茶のぬるめ